お墓なんでも相談室を開催。神戸市勤労会館にて、一社)日本石材産業協会兵庫県支部

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田(はった)石材の八田俊之です。

神戸市勤労会館にて行われている「阪神高齢者 くらしのフェア」。今年で第9回目になりました。高齢者住宅やバリアフリーな建設について、葬儀社、医療関係の方など、一般的に「終活」といわれるものの専門家が集まって、皆様の疑問や不安をお聞きしてお答えするイベントなのですが、当店の所属する日本石材産業協会、兵庫県支部も「お墓なんでも相談室」としてブースを出展いたしました。私も相談員として初めて参加して参りました!その際の様子をご紹介いたします^^

当日はご相談を13件ほどいただきました。その中でも多かったのは、「お墓を持っているのだけれど、跡を継ぐ人がいません。どうしたらいいでしょうか?」といった、お墓の跡継ぎに関するご相談です。

ご相談に入られる前は皆様とても不安なご様子で、疑問や不安な点をお話いただき、お話しをしっかりとお伺いしお答えすることによって、相談時間が終わる頃には「いろいろと質問できて良かった!安心しました」と、笑顔でおっしゃっていただけました。 相談員として、これほど嬉しいお言葉はありません!皆様の疑問・質問に少しでもお役に立っていれば、またお答えできていれば幸いです^^

 

10時~15時頃まで、様々なセミナーや相談室などがあり、みなさま最後まで参加されていました。朝からいらっしゃる方は途中で帰られたり、途中から来られたりする方もいらっしゃるのかと思いましたが、見渡してみると、ほとんどの方が朝からずっといらっしゃるようで、「終活」への関心の高さがうかがえました。

 

こちらが相談ブースに掲載されていたポスターです。「墓石のこと」「お墓の引っ越しのこと」「お墓の跡継ぎのこと」「ご供養のこと」「法律のこと」「その他」の問題を、兵庫県支部から計7人の相談員が、皆様のご質問にお答えしました。全員お墓ディレクターの資格も持っていますので、安心してご相談いただけます^^

 

【同じく相談に応対された豊岡の大北さんと一緒に記念撮影^^】

お墓なんでも相談室を終えて一番印象に残ったのは、「私が死んでしまったらお墓の跡継ぎが誰もいない。隣に親類のお墓があり、そのお墓を守っていく親類と話しをすると、”私が一緒にお墓を守っていくから大丈夫だよ”と言ってくれる。とてもうれしい反面、それは気が引けて・・・」とおっしゃっていた相談です。色々な選択肢がある中「では、その2つのお墓を1つにするのはどうでしょう?」とお答えしたところ、「え!そんなことできるの?」とビックリされていたことです。

「2つのお墓を1つにおまとめすることは、私どもも、よく行っていますよ。」とお伝えしましたが、お客様の反応を見て思ったことがあります。それは、お墓の仕事に長く携わっている私たち石屋の中では「当たり前」なことでも、一般の皆様にとっては「そうではない」ということです。改めて、しっかりとお話しをさせていただく重要性を感じました。

お墓なんでも相談室で伺ったお話や、どうやったら分かりやすくお伝えできるだろうか?という気持ちは、今後の石屋としての仕事にも活かされるものがたくさんあり、とても勉強になりました。次回の「くらしのフェア」でも、お墓なんでも相談室の相談員として皆様のお役に立てたら嬉しいです^^