インド産アーバングレーの上品で柔らかな洋型墓石。姫路市船津町の自治会墓地

姫路市・たつの市・太子町・相生市を中心にお仕事をさせていただいています、八田（はった）石材の八田俊之です。姫路市船津町の自治会墓地にて、インド産アーバングレーの上品で柔らかな洋型墓石を建立させていただきましたので、ご紹介いたします！

 

姫路市船津町 自治会墓地  インド産アーバングレー

 

今回のご相談は、約17年前に知り合った方からいただきました。PTA活動の一環の父親教室で初めてお会いして、その後実際にお会いする機会はあまりなかったのですが、フェイスブックではずっとつながっていました。ご両親様のお墓を建てたいというメッセージをいただいて、現地でお会いしてお話を伺うことになりました。

 

お墓を建てる場所です。姫路市船津町に墓地をお持ちでした。船津町は弊社からは車で40分ほど、姫路市の中心部からは北東にあたるところです。印のあるところ、約1.5m四方の敷地でした。ご一緒に現地を確認してお墓についてご希望を伺い、図面を作成してご提案させていただきました。

 

最終図面です。ご両親様がキリスト教を信仰されていたので「洋型のお墓がいいかな」とのことで、お店に展示しているお墓から気に入られたものをもとにご提案しました。丸みのある洋型墓石で、柔らかい曲線が優しい印象です。姫路市内では今も伝統的な和型のお墓は根強い人気がありますが、洋型のお墓も同じくらいたくさん建てさせていただいています。石はインド産のアーバングレーをお選びいただきました。

 

工事の様子です。土を掘り下げて転圧してから鉄筋を組み、基礎コンクリートを打ったところです。しっかり固まったら枠を取り外して石の据え付けに入ります。

 

巻き石を据え付けています。今回は、巻き石もアーバングレーをお選びいただきました。アーバングレーは青味のあるきれいな御影石で、お墓に使われるようになってもう長く、安定した品質の良い石です。奥に見えているのが納骨室で、この上にお墓本体を設置します。

 

納骨室の上にお墓を据え付けています。緑色のものは、特許取得の免震工法である墓石用免震ゲル「安震はかもり」です。弊社では、地震対策としてこちらを使用しています。手前の開口部が納骨口で、納骨の時はここからご遺骨を安置します。底にはきれいな真砂土を敷いて仕上げます。

 

上台の上に棹石を設置します。ここでも「安震はかもり」を使います。黄色いテープは養生テープで、このあとコーキングで目地を打つ時、きれいに仕上げるためのものです。

 

棹石を設置したら、周りの貼り石を仕上げます。その後墓誌を据えて、花立等を置いたら完成です！

 

棹石も縦に長く、洋型墓石の中では高さのあるデザインです。棹石正面は額加工をしていて、額の角は丸面をとることで上品に仕上げています。正面はご家名、供物台にはご実家の家紋を彫りました。家紋帳には載っていないもので、近くのご本家様の家紋をとらせていただきました。

 

墓誌も、本体同様に丸みを付けたデザインです。土台のゲタ部分も細かくアールをとり、その下の台座も棹石と同じような丸面取りをしたデザインです。細かいところまで統一感を持たせました。花立は、蝋燭立が一体となった弊社オリジナルのもので、通常の花立より奥行きがありますが、別々に設置するよりも省スペースになります。こちらも墓石同様、店頭で展示しています。お施主様ご本人はご信仰がキリスト教ではないので、将来どの宗教でもお参りができるようにしておきたいとのことで、蝋燭立付きのものを選ばれました。

 

全面が石貼りなので、草取りの手間もかからず、お掃除もしやすくなっています。お墓の完成後、ご納骨のお手伝いもさせていただきました。実はこちらの墓地では初めての洋型のお墓だったのですが、ご兄弟様などお越し下さったご親族様方に「こんなお墓もいいね」と喜んでいただき、神父様にもお褒め頂きました^^ このたびはお墓の建立にあたり、弊社にお声かけいただきましてありがとうございました。お墓を建てるにあたって弊社を思い出して下さったこともとてもありがたく、今回久しぶりにお会いできてうれしかったです。お困りのことがあれば、またいつでもお気軽にお声かけください。これからもどうぞ末永くよろしくお願いいたします！

今回は、約17年前に知り合った方からのお墓のご相談でした。直接お会いしたのはとても久しぶりでしたが、SNSでのコメントのやり取りは続いていたので久しぶりな感じもしませんでしたし、初めてお会いした奥様も以前から知っていたような、ちょっと不思議な感覚でした^^ SNSが発達した現代ならではのご縁といえるかもしれませんね！これからも色々なご縁を大切に、たくさんの方に喜んでいただければと思います。